今週のシンガポール疾病状況


ラッフルズ ジャパニーズクリニック提供

2017年10月17日号 No.747

最近1週間のシンガポール疾病状況

インフルエンザはA型中心で一部の幼稚園で流行しています。手足口病は相変わらず
みられており、いろいろな症状のバリエーションがあります。成人のアデノウィルス
感染症で、上気道症状と高熱のケースがありました。風邪のような症状がみられない
のに高熱が続き、川崎病の診断で入院されたお子さんもいました。

特集:医療コラム その18 今日からはじめる減量計画 

健康診断で、肥満からくる脂質異常症、糖尿病、脂肪肝による肝炎などを指摘されて
食事療法や運動療法をしろと言われても、実際は何からはじめればよいのか困ってい
ませんか?
食事の献立をカロリー計算してゼロから組み立てたりするのは複雑だし、ジムに行っ
てプロの指導のもとに運動をするにはお金と時間の拘束がかかりますし、やせなけれ
ばと思ってもなかなか始められないですよね。
そこで、基本的な生活は今まで通りにして、そこに食事量を減らす、運動を加えるこ
とで、引き算方式で減量計画を立ててみてはいかがでしょうか。
この減量計画を立てる上で、健康づくりのための身体活動基準2013のエネルギー
調整シートが便利です。
例えば、あなたの体重が80Kgで脂肪肝による肝炎を改善するために6か月間かけ
て6Kgの減量をしたいとしましょう。
脂肪1Kg=7000Kcalなので、減量したい6(Kg)×7000(Kca
l)÷6(ヶ月)÷30(日)で1日あたり、233Kcalエネルギーを普段の生
活から引き算すればよい計算になります。
そして、自分のスタイルに合わせて身体活動(運動)と食事の引き算の比率を考えま
す。ここでは、例として身体活動133Kcal、食事100Kcalの引き算を目
指したいと思います。
身体活動で133Kcal消費するには、エネルギー調節シートの一覧表によると、
体重80Kgの場合、ウォーキングだと45分、早歩・自転車だと35分、ランニン
グや水泳だと15分程度となります。朝晩の通勤の15~20分を1駅前で降りて早
歩にするだけならできそうかなとか、15分程度のランニングならできそうだとは思
いませんか?
では、食事ではどうでしょうか。100Kcal目安として、それぞれ、ごはん茶碗
1/2杯弱、食パン8枚切り1枚、ラーメンの麺1/3、からあげ(小)2個、ウイ
ンナー(大)1本、餃子(小)2個、スポーツ飲料500ml、ビール250ml(
中ジョッキ半分)例としてあげられますが、ちょっと減らすだけでできそうですよね。

自身の目標や性格に合わせて継続できるよう、今日から早速計画をたててみてはいか
がでしょうか。
参考資料:内臓脂肪減少のためのエネルギー調節シート:http://www.kspub.co.jp/

医師 佐野 智彦

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